女性ファッションは常に移り変わっていきますが、そのトレンドには生活習慣の変化や世の中の情勢が大きく反映されています。
例えば女性は女性らしく振る舞うことに重きが置かれることが当たり前だった時代には、女性らしい身体のラインを引き出すボディコンのような服装や、足の露出が多めなミニスカートを履くことが流行っていました。またバブルの頃にはブランド品に身を包むような女性ファッションが多かったのですが、リーマンショックなどの不況に陥って以降はファストファッションと呼ばれるような安くて使い回しやすいアイテムが多く売れるようになりました。

一方で働きながら子育てを行う人たちが増えた今は、オフィス用の仕事着も日常生活も行いやすいようカジュアル化していき、身体のラインがしっかりと出るものよりは楽な着こなしなのにきちんと見えることが重要視されるようになりました。

これからはやりそうな女性ファッションとして注目したいのは、きちんと見える部屋着風のファッションです。
新型コロナウイルスの影響によって、在宅勤務などが浸透してきており、これは一過性のものではなく今後も続いていくと考えられます。家で仕事をする時には、スーツではなく部屋着で過ごす人がほとんどだと思いますが、あまりだらしない格好では仕事のモードに頭を切り替えられないという人が多いようです。そうなると、部屋着として楽な姿勢を取りやすいにも関わらず、だらしなく見えず仕事相手とテレビ会議などをしても恥ずかしくない服装が必要になります。

例えばスエット生地のパンツは、タイトで生地のしっかり固めのものが重宝するはずです。カットソーも、コットンなどのリラックス素材でありながら、デザインは少し装飾的でお出掛けにも適するような扱いやすいものが多くなるのではないでしょうか。在宅勤務などが引き続き一般化していく場合には、シワの付きづらい素材やデザインも増えていきます。

さらには、靴にも大きな変化があるのではないかと考えられます。自宅にいる時間が長くなったことで運動不足を感じる人が増え、ランニングを始める人が非常に増えました。これもやってみると楽しく、これから先も続けていこうという人が多いのではないかと思います。女性でもランニングを始める人が増える中で、ランニング用のシューズはよりお洒落でシンプルになっていくと考えられます。今はスポーティで存在感のあるデザインが多いですが、トレーニング用のウェア以外にも合うようなすっきりとしたタイプが流行るのではないかと考えられます。

衛生面により気を使う人が増えることで、防護服がわりに薄いカーディガンや薄手のコートなどを羽織るファッションは注目されます。それらの素材は抗菌であったり紫外線防止などの付加価値があるものが選ばれやすくなります。一枚羽織ることで、内側に着ているものがある程度カジュアルな装いであってもきちんとして見えるなどの効果もあります。